世界を変える「グローバル・タックス」


突然ですけど、
「グローバル・タックス」ってご存知ですか?

私も、今回初めてちゃんと調べたんですが、

例えば、航空券連帯税。
これは数あるグローバル・タックス構想の中でもうまく実施された税システムです。

経済のグローバル化によって、
利益の恩恵を受けている業界のひとつが、航空産業です。
旅行客の利用に限ってみても、
2000年の16億7400万人から2014年には32億8000万人まで増えています。

人の往来が増えるとともに、
経済の発展をもたらした一方で、
HIVやマラリアといった従来からある感染症に加え、
エボラ出血熱やデング熱など新しい感染症もまた地球規模で伝播しています。
感染者やウィルスを媒介する蚊なども
飛行機が短時間のうちに地球の隅まで運ぶ…ということも起きています。

そこで、出国する国際線の航空券(運賃)に低い関税をかけ、
その税収を途上国支援、
主にHIV・結核・マラリアなどの感染症対策につかう、
というものです。
(参照:『世界の富を再分配する30の方法』より)

めっちゃ平たく言うと、
飛行機に乗る人が、ちょっとずつ、
航空チケットにお金を上乗せするかたちで税金を払って、
その上乗せ分を、感染症対策に利用する、というものです。
 
実施には、2005年にフランスが提唱しだして
積極的みたいで、上乗せ金額としては、
フランスの場合、
国内線エコノミーで1ユーロ。ビジネスで10ユーロ。
国際線だと、エコノミーで4ユーロ、
ビジネスで40ユーロらしいです。
 

え〜、感染症なんて、私たち関係ないわ…

海外旅行にも行かないし。
それなのに、国内線でも税金かけられるなんて。
ちょっとでも、なんだか抵抗があるわ。

って思われるかもしれません。

でも、思い出してください。

2014年に、東京・代々木公園で
「デング熱」の騒ぎがあったことを…

日本国内で70年ぶりに、
海外渡航歴のない人が感染したんです。

大事なところなので、もう一度。

海外渡航歴の【ない】人が感染したんです。

感染者がいずれも代々木公園にて
蚊に刺された可能性があるとして、
代々木公園は一時立ち入り禁止にして
蚊の駆除をするなど、大きな話題となりました。

自分は行かなくったって、
病気を持った人が日本国内に入って、
身近に存在することも可能ですし、

デング熱のように、媒体する蚊などが
やってくる可能性もありますよね。

なので、感染症って、
対岸の火事ではないと思うんです。

で、だったら、そういう可能性が多い人、
ビジネスで海外渡航が多い人、企業に
より多い頻度で負担してもらって、
解決にあててもらったらいいと思いませんか。

それがグローバル・タックスの一例です。

で、そのグローバル・タックスの
第一人者である、
横浜市立大学 教授/上村 雄彦氏を
お招きして、講演会を開催します。

——-詳細——————
日程:9/19(水)
時間:19時~21時(開場18時半)
会場:新橋レンガ通りホール
住所:東京都港区新橋2-14-4 マルイト新橋レンガ通りビル【4F】
  ※ ビルにはエレベーターはございません。
地図:https://goo.gl/maps/DSafaMhyXEx
アクセス:新橋駅から徒歩3分
定員:30名
受講費:5000円(税込)

登壇者:
横浜市立大学 教授/上村 雄彦氏
認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者/鬼丸昌也氏
—————-
お申込みはこちら
https://0919gt.peatix.com/
—————-

これは、私が、NPOのお手伝いもしていて、
認定NPO法人テラ・ルネッサンスの
鬼丸昌也さんと一緒に、任意団体を立ち上げているんです。

その団体で主催しています。

上村先生は先月まで、ヘルシンキにいらっしゃって、
お話をお伺いできる機会は、
本当に貴重なんです!

ちなみに、なんだよ、東京のイベントかよ〜…
行けないよ〜…(ごめんなさい!)
でも、もうちょっと知りたい…

という方がいらしたら、
先生の、この本がおすすめです!!

———————
世界の富を再分配する30の方法
上村 雄彦
http://amzn.asia/0fsWjus
———————

基本、1テーマ、
見開き1ページずつでまとめられていて
すっごく端的で、理解しやすかったです。

追伸。

SDGsカードゲーム、
今後の開催予定はこちら。

【SDGsの本質を、カードゲームで楽しみながら学ぶ】

◎9/26(水)東京
https://0926sdgs.peatix.com/

◎10/25(木)東京
申し込みページは近日オープン

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