マインドフルネスや瞑想の効果について、様々なところで見聞きするけれど、実際どうやって取り組んでいいか分からないかもしれません。
かくいう私も、瞑想を本格的に始める前は一人で長く座ることができず、自ら進んで瞑想をしようとはしていませんでした。
瞑想がもともと得意でなかったそんな私でも、今では朝夕30分ずつの瞑想は日課となっています。
私が取り組んでいる瞑想は、瞑想伝授を受けており、言葉を唱えるマントラや、幾何学的な図形のヤントラを利用しています。それらのものに出会うには、人にはそれぞれタイミングがあるそうです。もし気になる方は『マントラをつかった瞑想とは』をご参照なさってみてください。
瞑想に求める効果としては、心を落ち着かせ、そして頭と体を休ませ、リラックスさせて、さらに心の、気づき、集中、洞察といった、本来の力を取り戻す、呼び覚ますことではないかと感じています。
マスターである瞑想の実践者は、初心者にももちろんわかりやすい指導してくださると思います。
何年何十年も深く実践されている方に比べて、まだまだ瞑想の実践者と言うにはおこがましい私ですが、だからこそ、瞑想をこれから始めてみたい、という初心者の方にとって、瞑想を親しみやすく、より取り組みやすくしていくためにはどうしたらいいのかということを追求しながらお伝えできるのでは、と思っています。
1.NLP(神経言語プログラミング)を組み合わせた誘導瞑想
具体的には、私が長年学びを重ねているNLP(神経言語プログラミング)を組み合わせた、誘導瞑想をプレゼントしています。
通常、瞑想は座って行うものですが、私のご案内する誘導瞑想においては、寝転がって聞いていただいても結構です。
わざわざ座って実践する時間がない、と感じられている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、夜寝る前に横になって、音声を聞きながら眠りについてもいいかもしれません。最後まで音声を聞き終わらないうちに寝てしまうかもしれません。それでも結構です。
他にも、例えば、新幹線や飛行機の移動中に実践してみる、というのもいいかもしれません。
最初は、取り組みやすいタイミングで音声を流してみる、ということをされたらいいと思います。
そうして、感覚が掴めてきたら、たまには、自分のために座る、自分のために豊かな時間を過ごす、ということを選択してみてください。
時間も、できるだけ取り組みやすいように、10分~12分程度にまとめています。
ただ座って「心を無にする」というような瞑想をいきなり取り組んで、10分間じっとしているのは難しいかもしれません。でも、音声を聞きながらであれば、あっという間に過ぎていくことでしょう。そして起きたときにはスッキリとした感覚を取り戻していることでしょう。
もちろん、本来は、音声などなくても、瞑想にはいつでも入ることができます。そして、音声を聞きながらの瞑想は、意識が言葉を追って、本来の瞑想ではないと思われる方もいらっしゃると思います。
あくまでも、いきなり瞑想に取り組むことが難しい方へ、補助的なものとして、気軽に取り組めるツールとして、楽しんでいただけたらと思います。
2.たった10分、それだけでエネルギーが肚に落ちる
たった10分。それだけにも関わらず、終わったときには、頭でガチャガチャ考えていたことが、すぅっと静かになって、エネルギーが肚に落ちる感覚を味わっていただけると思っています。
私たちは、毎日毎日、忙しく走り回っています。それは物理的にもそうかもしれませんし、物理的にそうではなくても、心がせわしなく走り回っています。それは、回し車の中で、クルクル回っているネズミのように、ずっとずっと走り回っています。私たちは、いまだに走り続けています。
休息できないのは、思考が止まっていない証拠です。だからこそ、休息と停止の実践は大切です。
私たちは、今この場ですぐに幸せと健康に恵まれるのは不可能だと皆が思っています、思い込まされています。「もっと」「何かを手に入れることで」「成功することで」「達成することで」さらなる幸せが手に入るはずだ、よりよいものが手に入るはずだと思っている部分が少なからずあるでしょう。
こうした思い込みは受け継がれてきたものです。両親やそのまた両親、そのまた両親から手渡されました。だからといって家系のものではありません。社会の「常識」として信じていることです。私たちはこれまで、幸せは未来にしかないと信じ込んでいたかもしれません。
そうやって私たちは、幼い頃から先を急ぐ習慣がついてしまったのです。幸福とは未来に何かを求めること、そう思う部分があります。
「いや、この現時点でも、今でも幸せに感じている。今でも十分に幸せだ」とおっしゃる人、信じて、実感している方もいらっしゃると思います。おっしゃる通り、私たちは、この場で今すぐ幸せになれるということ。健康と幸せの条件は、この瞬間にこそ見つかる、ということを、瞑想を通して実践していくことが、一歩なのではないかと感じています。
幸せとは、何かを成し遂げて得られるものではなく、幸せを幸せだと感じる心が機能するからこそ、幸せなんだと感じられるのではないでしょうか。そんな、心の、気づき、集中、洞察といった、本来の力を呼び覚ます瞑想を、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
3.「呼吸への気づきの瞑想」の実践
「息を吸いながら息を吸っていることを知る。息を吸いながら息を吐いていることを知る」
この「呼吸への気づきの瞑想」の音声ガイドは『ブッダの〈呼吸〉の瞑想』という本の内容からアレンジしています。
著者であるティク・ナット・ハン師はベトナムに生まれ、ベトナム戦争における平和活動を行った、禅僧であり、平和・人権活動家であり、詩人です。
本を読みながら、同時並行で瞑想を実践することは難しいですが、これなら、音声を聞きながら、誘導に併せて、ティク・ナット・ハン師の教えを実践することができます。
【無料】音声ガイドのプレゼント
ティク・ナット・ハン氏はこう言います。
心の解放とは、こうした状態を変容させ乗り越えていくことで、真の目覚めに至り、喜びに満たされた新たな気持ちで、安らぎと心の平和を実現していくことなのです。このように生きることができれば、人生は価値あるものになるでしょう。その喜びは私たち自身から始まり、家族や周囲の全ての人々に行き渡るでしょう。
瞑想は逃避ではありません。瞑想とは、気づきと集中によって現実を見つめる意志の力です。世界は知恵と洞察を必要としています。
『ブッダの〈呼吸〉の瞑想』より
ぜひ気軽に実践してみてください。
【無料】音声ガイドのプレゼント
以下より、「呼吸への気づきの瞑想」の音声サンプルを試聴いただけます。